★研究ミス修正と歩き報告2017年02月24日 03:13:44

郷田(ごうだ)の滝、加治木日木山川
▲「西南之役懲役人筆記」(鹿児島県公刊資料西南戦争)から作成した薩軍二番大隊十番小隊に属する2名の記録の訂正に追われた2日間だった。
●今回の事例
①Aの資料
◎2月23日
4.猶進んて植木を乗取を聞き、衆益憤励し又城に迫ること三昼夜にして我隊山鹿進軍の令を受け、
◎2月24日
5.廿四日山鹿に赴く、到れは則桐野利秋之を高瀬口の応援に備ふ、
②Bのの資料
◎2月24日
4.衆益憤励し亦城に迫る事三昼夜及んて我隊山鹿進軍の令を受け、廿四日山鹿に赴く、到れば則ち桐野利秋之を高瀬口の応援に備ふ、
●私の間違いポイント
Aの資料で2日に分けてある(番号4と5)文が、②Bの資料では1日分(番号4)として記されている。それは「三昼夜」とある部分をAでは重視し、Bでは軽視したことにある。
Aの記録はほかにもミスが重なり、一連番号は2ずつズレた。結果ほぼ3分の2が修正対象。Bの記録修正作業はここで1行増、のちにミスがみつかり1行減できたので一定期間だけの番号修正。結局2日がかりで作業した。
▲土曜日「町めぐり協議会」の行事に参加した。最初に険しい山道をいただいた竹杖に頼って登った。山頂間近に加治木石(二瀬戸フタセド石)切り出し現場があった。昭和の時代まで続いたとのことで、機械を使い、ロープウエイで下していたとのことで、その痕跡が残されていた。石は全国的な商圏を持っていたという。下ってから日木山川沿いを上流へ。郷田ゴウダの滝を初めて滝下から見上げた(写真)。この日の歩きですっかり疲れ果て、足腰の痛みが2日間、おまけに。腹具合までおかしくなった。
老兵は消え去るのみ。

コメント

トラックバック