★地名実数確認作業は後半へ2017年11月27日 02:44:06

▲作業もほぼ半分消化し、いよいよ後半へ向かう。気になるのは特に作業開始直後の多くに確認モレがないかという点だ。作業中遡って訂正することがあるからだ。それはそれとしてひたすら終りへ向けて鋭意努力あるのみ。当初12700あった地名は重複の解消で現在は11931である。11000にどれだけ近づくかが楽しみである。
▲この日の作業ではどうしても分らない地名があった。「清水」というそのの地名は宮崎県日之影町か旧北方町(延岡市北方町)にあるはずである。平凡社辞典・地理院地図やほかのマップでも出て来ない。一応「地名箋」にある「清水谷」を候補にした。
●原文「征西戦記稿」(8月)(文意はそのままに書き換えてある)
▲①12日別働第二旅団は進で宇納間に至り、13日第一旅団は劇戦して杉樹峠等を奪略し遂に曽木に入り、川を渡り舞野村を占め、また一軍は清水を歴て笠下村を定め、延岡を距ること凡そ20丁許の地に陣し、延岡左翼の山に哨兵を置き、14日各旅団と合して三面より攻撃す、海軍清輝・日進・丁卯・鳳翔諸艦もまた豊日間の陸地を撃ち、大いに賊勢を挫折せり※杉樹峠(不明、旧北方町か)※舞野村(延岡市舞野町、国道218・行縢ムカバキ川)※清水(「地名箋」清水谷シミズダニ日向臼杵郡黒木村、旧北郷村黒木クロギ)※笠下村(旧北方町笠下、五ヶ瀬川・笠下橋)
現美郷町北郷に属する黒木から北へ向かう県道20号を北上する。五ヶ瀬川に出る前に、県道49へ右折すると延岡市北方町笠下へ出る。文中の「また一軍は清水を歴て笠下村を」ならば、「清水」あるいは「清水谷」は美郷町北郷黒木と延岡市の境辺にあると考えられる。
▲画像はある日の庭の風景。一枚の枯葉がクルクル回っていた。よく見ると細い蜘蛛の糸に支えられていた。よじれて糸が切れることはないのか。