★エクセルの異変2018年04月03日 06:47:56

▲それは「加治木隊」というシートで起きた。そのシートの資料は元はWindows以前の古い時代の作である。他にもこのような初期の資料から選んだものも含まれて「2017◆西南の役資料一部(提供用)0628)180131」というファイルが出来上がっている。直近の資料の表に欠かさずあるのが、「フィルター」機能である。これこそ私の資料のキモである。ところがこの「加治木隊」の資料にはまだなかった。必要性を感じていなかったと言うべきであろう。
▲不明地名の前後の文章を確認していた。そこにたまたま加治木隊」の戦死者の人名が出ていた。田原坂陥落の2日前の3月18日記事である。戦死であるのでシート「加治木隊」の資料を開き確認することにした。ところが数百名の人名の並んだ表であるが、いつもあるはずの「フィルター」機能がない。そこでほかのシートから「フィルター」部分をコピーして作り替えることにした。これを1から作るのは手間が掛かる。式は以下の通り。なおこの式は異変時のものではないが中身は全く同一である。
=IF(ISERROR(SEARCH(E$5,$B6)),"","➊")&IF(ISERROR(SEARCH(E$4,$B6)),"","❷")&IF(ISERROR(SEARCH(E$3,$B6)),"","❸")&IF(ISERROR(SEARCH(E$2,$B6)),"","❹")
▲異変はここで起きた。
①表に「別府晋介」とあるが、「別府」でフィルター検索すると反応がない。
②表にある「別府晋介」をコピーして「別府晋介」で検索すると出来る。
③表に最近書き込んだ文字があるが、それには十分反応する。
結論は簡単である。今一度人名全てを打ち直せばいい。
▲それもイヤなので、再度別のシートにある「フィルター」部分を再こぴーして入れ込むことにした。その結果が画像の通りである。何故この異変が生じたのかサッパリ分らない。ただ最近これほどひどくはないが、ちょっとした「アレッ」と言う場面に遭遇することがある。Windowsの機能アップと関連しているのではと疑っているのだが。
※画像では「別府」は❶、「晋介」は❷、「別府晋介」は❸、「別府晉介」には反応せず。D6以下は表内の各資料をまとめた関数式(画像上部)。

★今の作業は人名不明解明2018年04月08日 20:17:48

▲霧島市の2図書館で得たコピーのうち、「川尻町史」のある薩軍関係戦死者名簿をOCR化し、またPDF化も完成した。そこで以前作成した南洲神社の戦死者名簿と照合する作業を始めた。その名簿は出身地・氏名のみで、私の欲しい戦死月日・地名の情報はない。
▲4名単位で確認作業を始めた。4名は私のエクセルでのフィルター検索の基準である。ヒットすると一番上部のcountif関数が「1」と出る。同名が2人なら「2」、まったく該当しないなら「0」である。4名同時に「1」が出ると作業は早い。それは10回に2回あるかないかである。
▲かくして現在まで「川尻町史」にある氏名829名中の261名まで済んだ。そのうち46名は何故か南洲神社名簿には該当者が見当たらない。この46名には「一郎左衛門」と「市郎左衛門」、「嘉右衛門」と「喜右衛門」のように微妙に違う例は合致したと解釈したので含まれない。こんな例もあった。名は「彦助」、ところがA氏の作成された戦死者名簿に、「彦介」別名「照方」とあった。そして南洲神社名簿にその「照方」の名前があった。おそらく「46名」にもこのような事情があるのであろうと想像する。わずかな手掛かりを元に特定して行く作業は不明地名の時と同じである。
※画像は4名ではなく1名の姓「馬濱」(赤カッコ)を探る画面(南洲神社名簿)。文字を替えても「0」。「馬」1字では128個ヒット。圧倒的に多いのは「馬場」姓。肝心の「馬濱」はその間違いなのではと思うが。
なお「馬濱」は「三月廿三日植木ニテ戦死」とある。田原坂陥落は3月20日。このころ戦は植木を中心に展開していた。

★人名不明作業終る2018年04月12日 00:14:28

▲予定通りに進行して先ほど終った。
①全829件の確認作業で止む無く「なし」と記入した不明人名は154件。「なし」は南洲神社名簿に見当たらなかったとの意味である。このうちの相当数は当時の氏名の記述に関わる。名前部分が〇〇左衛門□□と2つで表記される。その両方が明確でないと特定できない。
②作業過程で多くの入力ミス、いやスキャナー・OCRミスが見つかった。傑作は「瀬戸口」とあるべき文字が「瀬目グロ」となっていた。その1件だけであとの「瀬戸口」は無事だった。この作業の一つの目的はこのようなミス発見と修正であった。またその修正は作業に用いた他のファイルにも及んだ。
③不明地名解明に役立ちそうな場面には特に出会っていないが、少なくとも戦死地が戦場であったことが分る。数日間時にストレスに襲われながら、何とか一応の作業が終りホッとしている。
④画像はその最後の場面。最後は私の理想通りに3件打ち込んだら、見事countif関数が横にオール「1」。人名がきれいに並んだ。その後がいけない。折角だったのに「月日不詳」が2つもあった。
▲これからはまた不明解明作業に戻るが、頼りとする郷土誌にアクセスする毎日になるだろう。ところで庭に来る蝶を撮影しようと、カメラを準備すると何故か撮らせてくれない。悩みである。また「七つ星」列車の時刻変更で我が市は夕方か朝方早くしか撮影チャンスはないようだ。不満である。絶対その客にはならないと誓っている。まあ別な事情もあるが。

★今は参覲交替研究資料の見直し中2018年04月16日 23:24:46

表と蝶
▲10年以上も前の資料である。ある理由で今見直し中である。当時は資料作成にエクセルの関数を駆使していた。その内の「SUMIF」関数や「DCOUNT」関数は今はほとんど使う機会がなく、完全に忘れていた。そして今は「SUMIFS」関数のような最後に「S」の付くすぐれた関数もある。今日は思い出しながら苦労して作った「DCOUNT」関数の表が不満で、新しく作り直すことにした。そこで用いたのが「COUNTIFS」関数。私がよく西南の役資料作成作業で用いていたのは「COUNTIF」関数で結構重宝していたし、名前に「S」が追加されたこの関数は使ったことがなかった。
●関数式例
=COUNTIFS($R$5:$R$309,">=100",$T$5:$T$309,"1",$S$5:$S$309,AD$8,$U$5:$U$309,"1")
①$R$5:$R$309,">=100"……R列にある参覲時の日数が100以上を件数
②$T$5:$T$309,"1"……①はT列の「1」の付いた資料に限定
③$S$5:$S$309,AD$8,……①はS列からAD$8にある場合に限定
④$U$5:$U$309,"1"……①はU列に「1」がある場合に限定
つまり、複数の条件を加味して、その条件に合う資料(数字)をカウントする。
▲複雑な多くの識別用の条件の付いた表を元に作成する「DCOUNT」関数より正確に作成できたと思う。ただ上記の④の「"1"」は初めは表にある記号を用いて「"●"」としたら反応しなかった。そこで表に数字の列を追加して作って対処した結果が「"1"」である。何故かは分らない。
▲画像上の表中の赤いワク内は上記の関数式がある。表は私の名付けた3ルート別に分類している。画像下は撮影法も場所も気に入らないが今年初めて何とか撮影できた蝶。

★当分は参覲交替資料訂正作業&パソコンの異変2018年04月24日 00:13:13

▲資料に幾つかの計算ミス、つまりはエクセル関数の使い方のミスがあった。「京*」でカウントすると、薩摩の「京泊」と「京都」が2つカウントされる。これに似た類のミスで資料の分析に疑問が生じた。そこで自分の目で確かめる作業をする破目になった。その目が疑わしいので問題ではあるが。
▲主にデスクトップパソコンであるが、不審な動きがある。
①エクセルで下へカーソルを動かそうとするが、動かない。右にも左にも動かない。マウスで範囲を囲むことは出来る。キーボードを替えてみたが変らない。
※結局、再起動させてその現象を止めた。
②正式に終了して電源を切ったが、青いランプが1つ点灯している。
※そのままにしてある。
③エクセル画面に何故か分らないが、「タブキーで予測候補を・・・・」というのが出て、何をしても消えない。
※結局、エクセル全てを終了させた。
④エクセルで保存する。フォルダーをのぞいて見ると、保存されていない。そんなことはないと思うつつ再度保存。
※画面のアドレスの所の右に更新マークがあるのでクリック。すると保存が成立する。以前は自動的に保存されていたのに。
⑤困るのはある部分をコピーすると、次のコピーを始めない限り、いつまでも前のコピー範囲が残っている。
※わざわざEscキーを押して止めるしかない。前は次の作業に入ったら自然解消されていたような。
⑥相変わらず、一部メールの文字化けがある。それがNexus7ではちゃんと出るので困らないが。Webメールの仕様が合わないのかな。
▲画像は、江戸時代の「万年暦」のつもり。嘉永7年から安政元年になる時の暦。逆に和暦の暦もある。