★ワードで終った訂正をエクセルで行う2018年09月25日 04:20:05

▲ワードでは彼の記録は苦労しながら配置転換が終っていた。どうやらエクセルは後で随時訂正すればよいと思ったようだ。そこで急きょエクセルの修正を優先することにした。彼の記録は7月13日で終る。7月14日戦死したからである。死の前日までの記録をエクセル上で訂正する作業になった。
そもそもは私が彼の新しい隊名を見逃していたことが一連の訂正作業をすることになったのだ。戦地毎に並べた資料上では前半に属するその資料を相当数後へズラす作業である。当然それは他の資料の位置付けにも影響を与える。気の抜けない作業が続く。
▲今回今後のことも考えて、関数式を作って、自動的に並べ替えができるように工夫した。大項目(戦地)・小項目(部隊名)・文書番号(並び順)を新たに数値化した。それは並び替えをさせるためである。出来上がったので動かそうとしたら、「数値以外がある」との警告、そして「数値と解釈できるものは数値にしますか?」とは親切、もちろん「OK」して並べかえる。今までは一項目づつ手入力で一字一字書き替えていた。今回も自分の手を使い打ち込む場面が多くあったが、それは「数字」をタテ1列に替える作業だけであった。
▲3日掛りの修正作業は終った。途中で1行増やす作業があったが、この方式のお蔭で簡単であった。増減に柔軟に対応出来ることが有難い。
●記録は彼の生前最後の記録。
(7月)13日晴陰半●午前6時台場戎(戍)として蓮太郎へ差越し、正午頃より川向へ敵の斥候体のもの10名許見ゆ※蓮太郎(高原町西麓、辻ノ堂川・蓮太郎温泉)
●同じ日の熊本の龍口隊員の記録。
同13日小林街道敗れる、退きて奈崎村を守る、此処地形悪きを以て内山村に退き、尚奈崎・煤原(須志原)両村間の山上に保守せんと振武十五番隊と合し、進んでこれに向うに、官軍既に山にあるにより煤原村に屯す、援を薩の本営に乞う、本日午後4時頃正義九番来り援う、ここにおいて進撃を議し、三方より進軍す、この時官軍既に山を下り闃然人なきにより、止て保守す※奈崎村(奈佐木、旧須木村奈佐木上・下奈佐木、県道401・谷ノ木川)
※正義九番・振武十五は彼の部隊ではない。
▲画像は姶良市山田の水田脇にあった彼岸花。