★エクセルで江戸末期の旅日記をまとめる2022年08月20日 18:47:45

▲やり始めたら途中で大障礙にぶつかった。あるべき資料が一つ欠けていたのだ。私は今までに作成した資料を旅の順番にワードからコピーして一日分づつセルに入れて行く単純作業とのみ思っていたのでショックだった。2・3日は両パソコンのハードディスク、それぞれの外付けハードディスクなど調べ尽した。どこにもない。たまたま見つけたエクセル資料には、日付・天気・地名(宿泊地)・主な見学地等を並べてあった。その元になるワード資料は何故か作成しなかったらしい。
▲そこで近くの図書館に行った。3冊の本から数十枚のコピーを作り、それを持ち帰るために。幸いコピーはそこでは係が指示通りやってくれるので安心だ。結果は該当の本は1冊のみで、合計20ページ。コピーはA4判用紙10枚で済んだ。100円払ってすぐ帰った。家ではこれをOCRで文字化した。それからはひたすらその文字化のミスを訂正する作業である。きれいなコピーだったので正解率が高く、お蔭で作業はどんどん進む。今回のミスの特徴の例は、コピーにある「いたし」が何回も「トたし」となっていたことだ。この部分のほかの変換例はなかったと思う。普通は「候」が色々な文字に化けるように、気分次第に変換するのが一般的なのに。
▲私がエクセルにいくつもの旅日記を並べる第一の目的は地名の表記・呼称の相違・変化を知るためだ。また個々の旅の仕方も興味がある。参勤交代と違って個々人の歩き方は違う。先ず一日の歩き(移動)の距離が長い、多分馬や駕籠を使っているからだと考えている。また大坂近辺から九州小倉まではほぼ全員が舟利用である。たまに山陽道を歩いた記事があるのは上陸して見物するなどの別目的の場合だ。
 今回の作業でびっくりした。「○○屋」と名乗る商人がいた。その人物は別な資料にも登場する。私は彼の店が現今の旅行社のような役割をしていたのではと思っている。エクセルが完成したらこの「○○屋」が約10回弱登場するであろうから、セルを並べて眺めるのが今から楽しみである。
▲画像はある日の蝶。これは今まさに着陸、いや着花するところである。

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