★地名確認作業は最終段階へ2017年12月09日 01:22:43

▲確認作業はエクセル12688行で始まって、重複を解消して今は11544行へ縮減した。最後は11400余行となるだろう。後が見えて来た段階である。今日は某氏から私の資料である人物についての記述はないかとの問合せを受けた。すぐ検索したが該当する情報はなかった。そこで念の為に南洲神社の作成した戦死者名簿(出身市町村と氏名)を見た。苗字が少し違うが、名前と出身地が一致する。役には立たないと思ったが一応報告した。残念ながら戦役以後140年だが、未だに正確な戦死者情報は分らない。
▲同一地名が8つあった。「白石村」である。これほどの重複事例では2つぐらいは同一地名の表記を異なる表現をしているのが普通である。今回は全く重複がなかった。
①白石村(シライシ、旧菊水町瀬川、県道16・菊池川・禿石カムロ山219.4m)
②白石村(シライシ、旧蘇陽町白石、国道218・大矢川支流・五ヶ瀬川支流あり)
③白石村(シライシ、旧矢部町白藤シラフジ、県道180)
④白石村(シライシ、山鹿市古閑コガ、国道443)
⑤白石村(シロイシ、芦北町白石、県道304・球磨川)
⑥白石村(旧北川町川内名、国道326・北川)
⑦白石村(熊本市南区白石シロイシ町、国道501)
⑧白石村(日之影町七折、県道6・日之影川)
この中で強いて間違いそうな地名を探せば、②と③だ。比較的近い距離にある。共に現在は熊本県山都町に属する。
●②の画像(地理院地図とGoogleマップで作成、赤○部は白石バス停を示す)と「征西戦記稿」原資料(書き換えてある)
第一旅団はまたこの夜急に諸隊分守の地を改め交換する●濱町から馬見原へ:八連二大・十四連三大●堅志田から、濱町へ:一連一大一中、成君村へ:一連一大二中、下河井野村へ:一連一大三中、白石村へ:一連一大四中●御船から堅志田へ:九連二大一中・二中
※堅志田(カタシダ、旧中央町堅志田、国道218・浜戸ハマド川)※成君村(ナリギミ、旧矢部町成君、国道218・県道224・緑川・大矢川、日向往還道)※下河井野村(下川井野シモガワイノ、県道320・笹原ササワラ川)※白石村(シライシ、旧蘇陽町白石、国道218・大矢川支流・五ヶ瀬川支流あり)※御船(御船町御船、国道445・443・御船川)【30037021●巻37三田井戦記】

★何とか地名実数確認作業を終る2017年12月20日 22:08:28

▲関係ソフトの名前の最後にある日付が10月20日前後なので、そのころ今のスタイルの修正作業が開始されたと思う。その作業は最終段階になって、旧字体の漢字を通常の字体に戻す作業だった。ただ私の判断で敢えて残したのが「龍」をムリに「竜」にせずに柔軟に処理した。我が地元の「龍門司坂」は「竜門司」では迫力を欠く。迷いながらも強引に替えたのは「嶽」である。地元のコミュニティバスは「嶽(たけ)」行きがあるのだが。
▲作業終了結果、現在の所では地名実数は、11202個。うち「不明」としたもの1444個、不明率12.89%。これらは資料配布対象者にお願いして九州一帯に「地名手配」したい。最早ネット情報では不可能。現地でよく知る研究者に期待したい。
▲最後の作業は1877年の3月22日の一部資料の再点検であった。実はこれは資料にモレていて慌てて追加補充したもので表の最後に入れてあった。そこにある地名を比較して残すものと重複して削除する作業であった。そして完成した「実数表」が画像の右。実数は「日付」・「大項目」・「小項目」の順に並べた。「かな順」は11202個全部をかな付けする手間が辛いのでやめた。左は確認作業に活躍した「地名検査」表。
両画像中の「A」の4つは4つまで語句を入れて、フィルター機能を活用できる。

★DVD「西南の役」の作り直し2017年12月25日 06:45:50

▲研究作業の成果を1枚のDVDにする作業をした。1枚作るのに時間が掛かる。理由は簡単である。研究成果の提供用の10ファイルだけならドラッグして数秒で終る。ところがそのうちの3エクセルファイルはそれぞれ別フォルダーに入れてあるPDF資料にアクセスできるハイパーリンクが仕掛けてある。3つそれぞれに相当量のPDF資料が付属するので、そのコピーに時間が掛かるのである。そこで提供用に以前作ったDVDを再利用することにした。PDF資料の入っているフォルダーを残して、そこにあるファイルはいったん削除する。そして新ファイルをドラッグして入れる。実に簡単である。試しにエクセルファイルのハイパーリンクを試すとちゃんと機能している。大丈夫である。ただ気になったのは、それらのDVDには既に「7月〇〇日」等の字句が印字してある。そこでDAISOで買ったラベル用紙に新日付等を印刷して、切り取って貼り付けることした。
▲さて新装なったDVDはすぐに6名の方に送ることにした。郵送には「SmartLetter」(180円)を使用することにした。必要な住所・氏名はラベル用紙に印刷して貼り付けた。6名中4名は、以前に完成したとして送っていた。そこで送り状には以前のものが不完全であったことを詫びる一文を添えた。
 私は自分を、「研究者」ではなく「研究資料作成者」と、位置づけている。名刺には「デジタル資料作成者」と印字している。この資料を援用した研究が広まることが私の夢である。もちろん私も今から一研究者を目指すつもりだ。
※画像左は西南之役懲役人筆記(県資料「西南戦争」第2巻・第4巻)、中央は関係日記・日誌、右は「征西戦記稿」。赤丸部分がハイパーリンクする。

★年末あれこれ、電子レンジもダウン?2017年12月29日 21:37:43

▲年末は年賀状書きである。今やメール全盛期なのにこればかりは明治以降の風習に、いや郵政関係者に踊らされている。我が家では新しい年賀状ソフトを買い入れた。ある部分の欠陥いや本当は使用方法が分らないから、旧来のソフトを使う羽目になった。それは宛名書きの時の氏名の「連名」である。新ソフトではその方法を試すが、連名がぴったり横に付けられない。空白など入れると名前だけが逆に大きくなる。旧ソフトは連名とする人の名の前に少し空白を入れるときれいに並ぶ。結局新ソフトは住所録を何とか入れ込むことが出来ただけで用済みとなった。そこでワードでのはがき印刷に挑戦してみた。エクセルの住所を読み込ませて作成することになっている。旧ソフトの住所録を元にエクセルファイルを作成する。ワードを起動して「差し込み文書」タブをクリック。「はがき印刷」をクリックして何とか作成できた。しかしこれも「連名」は私の思うようにはならなかった。何枚か連名付きでないものを試し印刷したが、何となくビジネスライクな感じを受けた。
 3ソフトに送る格言「帯に短し、タスキに長し」
▲昼頃、電子レンジのスイッチを入れてから数秒で消えるという現象が出てきて慌てた。家人も来て繰り返すが同じである。我が家にとっては一大事である。急いで家電量販店に電話すると、「年末までには応対できない」と。しかしすぐ折り返し電話がきて「他社購入品なら出張費5000円弱がかかるがいいか?」と等々。ダメなら新しく買おうと決めたので、まずはレンジ周辺をきれいに整理し始めた。その時レンジ横の冷蔵庫にくっつけてある磁石付き非常用懐中電灯の紐がレンジの扉に挟まっているので、扉を開いて外した。その時「さては」と感じて、中には温め物がまだあったのですぐにレンジのスイッチを入れた。何のことはない、普通に使えるではないか。危うく何万円か無駄にするところだった。説明書にはレンジの横は5cm空けるようにとある。そのようにしておれば「紐」が挟まることはなかった筈だ。
※画像はエクセルで作成した理想(?)の連名の文字配分例。