★無事発表会デビュー終る2018年03月26日 20:17:35

加治木高校の桜
▲3月24日(土曜日)午後1時より開催されたある研究会で私の「電子書籍:西南の役」に関する発表をした。話したかったことは以下の2つ。
①西南の役研究の各自の成果を電子書籍化して、将来は「クラウド西南の役」にアップして皆で活用する。
②私の今回の「電子書籍:西南の役」はその研究の基礎資料となるので大いに活用してほしい。
▲そのために私が強調したのは資料の扱いである。ある資料の一部を引用して持論(自論)を展開する研究手法ではなく、資料部分をより多く提示する。すると他人はその持論に使われていない資料部分に関心を持つかもしれない。また資料へのアクセスは全ての人に平等にある訳ではないから、余分なくらい資料を示してあると私等は助かる。
実は数年前ある極めて貴重な内容の日記が某郷土誌にあった。早速採録した。ところが前半部分は意図的に削除され、その日記の文章も「前略」・「後略」の字句があり、この素晴らしい資料の価値が生きていなかった。恐らくは編集上の諸条件に従ったのであろうが、それなら資料編を別途出して欲しかった。それも当時はムリであったのだろうか。でも今なら出来る。電子書籍版資料編を発刊すればいいからだ。もっともこの日記はその後どうなったのか分らないそうである。例えば「征西戦記稿」は確かに私が編集はしているが、使用字句・表現は当時の文体のままであるし、その上パソコンでの私の誤入力を勘案して、エクセルから直接原本のPDF資料にアクセス出来るようにしてある。疑問があったらいつでも調べることが出来る。
▲発表の後半は自由質問に応じた。専門的な疑問には答える能力がないので、ガッカリされた方もあったであろう。ただ「電子書籍:西南の役」はDVD版は準備したもの全部、CD版は5枚残った。私が最後に話したのは「今から私もこのDVD版で研究を始めます」と。そしてこの日配布した私の名刺の肩書は「デジタル資料作成者」となっている。
※画像は一番早く咲く「県立加治木高校」の桜。

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